抜群な食いつきのために絶対やるべき5つのドクターフィッシュ飼育方法

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「ドクターフィッシュの飼育が悪いのか、寄り付かないし元気がない…」

だとしたら、その理由の大部分は飼育方法が間違っているからだ。弊社ガラノートはもちろんのことクライアント様でも、数百〜数千匹を管理しており、飼育経験が3ヶ月も満たないまったくの初心者でも、ドクターフィッシュのサービス提供できる飼育技術を身につけることに成功している。

その要因の一つが、ドクターフィッシュの飼育方法に細部まで徹底的にこだわっているからだ。具体的に、弊社では飼育する際、以下の5つに関して実践している。

  • チェックシートの作成
  • ドクターフィッシュの適温とヒーター使用の注意点
  • 急激な水質変化を抑えるための3つの水替えルール
  • 餌の選び方と2つの注意点
  • いつもと動きが違う!そんな時は塩浴

これまで弊社では、200社以上のドクターフィッシュ導入をサポートし、メディアに取り上げられるクライアント様をいくつも生み出してきた。

このページでは、これらの経験で得た知見を踏まえ、弊社が実践しているドクターフィッシュの飼育方法を包み隠さず、全てご紹介する。

あなたも、このページに書いてある通りに実践していただければ、目の覚めるような刺激があるドクターフィッシュを飼育することができるようになる。

ぜひ、じっくりご覧いただいて、あなたにも実践してみて欲しい。

目次

ドクターフィッシュを飼育する目的を明確に

ドクターフィッシュ飼育の目的

まず始めに、ドクターフィッシュを飼育する目的を明確にしておこう。

なぜならば、金魚やメダカのような観賞魚に比べ、人間の皮膚との触れ合いに価値があるドクターフィッシュの利用方法が明らかに違うからだ。弊社が行う飼育目的は、水槽内に生存するすべてのドクターフィッシュが、体験者の皮膚に集まり、目の覚めるような刺激を感じてもらうことだ。

そのために弊社では、ドクターフィッシュの飼育を以下のように定義している。

ドクターフィッシュ飼育の定義:
体験者に対して、想像以上の刺激を提供するために水槽を管理すること。

ガラノート

このように飼育目的を明確にしておけば、あなたが今までやってきた飼育と何が違うのか、本当に必要な飼育とはどういうものなのか、これからあなたが具体的に何をしていかなければいけないのかが明確になることだろう。

そして、手の行き届いた飼育方法を行えば、ドクターフィッシュの効果を十分に発揮できる技術を身につけることができるだろう。

ドクターフィッシュの効果を詳しく知りたい方は『ドクターフィッシュの効果を検証!797人の体験者アンケートで解説』読んでおこう。

それでは早速、ひとつひとつご説明していく。

1. チェックシートの作成

チェックシート作成

管理状況をチェックシートに記録する。

その理由は、管理状況を記録しておくことでやるべきことが明確になるからだ。水質の状態や水質変化は目で測ることができない。そのため、正確に記録して良い水質環境を維持させる習慣をつけよう。

以下は、弊社がクライアント様に渡すチェックシートだ。

ドクターフィッシュチェックシート

8つのチェック項目があり、1週間分を記録する。正常な水質を維持するために必要な飼育用品の使い方と水質検査の項目だ。

一見、やることが多く大変そうに思うかもしれないが、10分〜15分程度でカンタンにできてしまう。そして、行なった項目を正確に記入していく。

下図は、弊社クライアント様のチェックシートだ。※白塗り部分は、個人情報保護のため消している。

下図は、弊社クライアント様が7年間以上行っているチェックシートをオリジナル化した記録だ。

クライアント様のチェックシート

3人のスタッフで管理を行っているため、このように記録を残しておくことで、どう対応すればいいのか、過去の記録を参考にすることができるためドクターフィッシュの飼育技術が短期間で向上する。

あなたにもこのチェックシートを参考に実際に飼育管理をしていただきたい。

それではここから、具体的に飼育方法をご説明していく。

2. ドクターフィッシュの適温は30〜32℃

ドクターフィッシュの適温

弊社では、ドクターフィッシュが活発になる水温テストを幾度となく重ねてきた。

それは体験者に対して、100%以上の感動と満足を提供するためだ。ヒーターによる水温調節は、ドクターフィッシュの活性化に関係があり、その適温を解説する。

2-1. 28℃を超えるとドクターフィッシュは活性化する

下図は、実際に弊社が行なった、水温とドクターフィッシュの寄付き度合いを示したものだ。

ドクターフィッシュ活性化と水温の関係性

水温が上昇するにつれて、ドクターフィッシュの寄付きが活性化されている。そして28℃を超えると活性が最大化する

一方で、0℃にほど近い冷たい水でも生存は可能だ。弊社で管理する水槽一部が、屋外飼育でヒーターを使用しないために、冬の寒い時期は低温になる。しかし冷たい水では、ドクターフィッシュは底面にじっと固まり動かないため、寄付き刺激を与えるパフォーマンスは完全に低減してしまう。それ以上に、低温水に体験者が手足を入れること自体が健康に良くないと考えている。

下図は、一般的な人間の体温を示した数値表だ。

体温表

足の指先の体温とドクターフィッシュが活性化する温度差が、10℃前後あることがわかる。20〜25℃の足先が30℃以上の水温に足を付けると、温かい足湯に浸かる感覚になる。健康的にも良いと判断している。

この結果から弊社では、ドクターフィッシュの適温を30〜32℃としている

チェック!
水温が高すぎると、ドクターフィッシュが酸欠を引き起こす原因になるので注意しよう。弊社では、35℃以上では管理はしないようにしている。

2-2. ヒーター設置の3つの注意点

水槽内の温度調節に欠かせないものがヒーターの設置だ。単に、鑑賞用としてドクターフィッシュを飼育するのであれば、2-1.で上述したようにヒーターを設置しなくても問題はない。しかし、ドクターフィッシュの醍醐味は、皮膚との触れ合いから得られる刺激だ。適温を保てるようにヒーターは必ず設置するようにしよう。

ドクターフィッシュを楽しめるように、ヒーター設置の注意点を3つご説明する。

2-2-1. 35℃まで水温調節できるサーモスタッド付きヒーターを設置する

ドクターフィッシュの適温30〜32℃を維持するために、弊社では、35℃まで温度調節ができるサーモスタッド付きヒーターを使用している。あなたが飼育する水槽の水量には、何ワット(W)のヒーターを使用すれば、十分に保温できるかを確認しておこう。

2-2-2. サーモセンサーとヒーター本体は距離を離して設置する

水槽内の水温を感知するセンサーが、サーモスタッドに付属されている。水槽内に設置すると、センサーがヒーター本体に対して、設定した水温まで加熱するように指示を送る仕組みになっている。

センサーとヒーター本体の設置距離が近くなってしまうと、ヒーター本体周辺の水温をセンサーが感知してしまうために、水槽全体の水温が設定温度まで達さないことがある。そうならないように、双方の距離を十分にあけて設置するようにしよう。

2-2-3. 火傷防止のためにヒーターカバーを付ける

人肌より低い32℃に設定したヒーターでも、直接ヒーターに皮膚が触れると火傷をしてしまう。設定温度よりも水槽内の水温が低ければ、ヒーターは加熱し続けるから高温で熱いのだ。そのために、ヒーターカバーを付けて火傷の防止を忘れないようにしておこう。

結論!
ドクターフィッシュのパフォーマンスを活性化させるためには、ヒーターを適所に設置し、水温を30〜32℃に保とう。これさえ出来てしまえば、その後の温度調節で悩むことは何もない。

3. 水質変化を抑えるための3つの水替えルール

水替えルール

水替えを行うことは、飼育する上で最も重要な項目だ。

なぜなら、水質変化がドクターフィッシュの生死に直結するからだ。水質悪化を未然に防ぎ、良い水質環境を維持するために水替えする目的は、以下の2つだ。

  • 目に見える餌の食べ残しや糞、浮遊物を水槽内に循環させないため(物理濾過)
  • 目に見えないアンモニア等の有害物質を無害物質にするため(生物濾過)

この2点を意識して、ドクターフィッシュを活性化させることが重要だ。そのために、弊社が行なっている水替えに関係する項目は、下図のチェックシート赤枠内になる。

水替え飼育の項目

水替えをする前に、PH測定や亜硝酸検査をしておくと、現在の水質状況を把握することができるため、どれくらいの量の水替えを行えばいいのかがわかる。

早速、ひとつひとつ見ていこう。

3-1. PH値を測定する

PHとは、数字の1〜14の指数で水素イオン濃度を表す数値だ。この指数が7.0(中性)より数字が下がると酸性、数字が上がるとアルカリ性になる。

ドクターフィッシュに適した水質は、7.0の中性だ。この数値を基準に、PHが6.5‥、6.3‥、6.0‥と、下がれば水替えを行う。逆にPHが上がる場合も同じように水替えをしよう。PH測定は、水質状態を確認するには非常にわかりやすい目安のひとつだ。

ドクターフィッシュに適したPH

測定方法には、試薬や試験紙、測定機器がある。弊社とクライアント様では、下図のPH測定器を使用している。使用方法は『マーフィードPH測定器の使い方』で確認できる。

PH測定

では、なぜPHは変動するのだろうか。

弊社の経験上、PHが下がることはあっても上がることはほとんどない。そこで、PHが下がる理由をご説明する。

生物濾過が効率よく働いているからPHが下がる

生物濾過が働くとは、バクテリアの力を利用して水を浄化することだ。バクテリアが水槽内に定着すると、糞や餌の食べ残しから出る有害物質を無害物質に変えてくれる。これが生物濾過の仕組みでありPHが下がる理由だ。

上述から、PHが下がることは決して悪いことではなく、水槽水に濾過できる力が身についてきている証拠だ。ただし、PHが下がり続けると、ドクターフィッシュの体調を落とす原因になるため、水替えをおこなう必要があるのだ。

チェック!
水槽には、水道水を使うケースが多い。通常、水道水のPH範囲は水道水質基準値として、PH5.8~8.6と定められている。あなたがお住まいの水道局ホームページに水質検査結果などが公表されている。確認しておくこともいいだろう。
参照:『厚生労働省 水質基準項目と基準値

3-2. アンモニア・亜硝酸を検査する(生物濾過の確認)

アンモニアと亜硝酸検査の目的は、水槽内に有害物質がどれほど存在しているかを知るためだ。

この段階で、少し難しいと感じてるのではないだろうか。しかしご安心してほしい。なぜなら、いずれも検査は、週1回おこなう程度で十分だからだ。ただし、水槽を立ち上げの初期〜2ヶ月間は、まめに検査することをオススメする。

3-2-1. アンモニア検査方法

アンモニア検査は、下図の検査キットで30秒〜60秒程度で容易にできる。

アンモニア検査

3-2-2. 亜硝酸検査方法

亜硝酸もアンモニアと同じように下図のキットで容易に検査できる。
亜硝酸テスト
下図は、2つの水槽の亜硝酸を検査したものだ。一番右側に注目してほしい。

検査した結果、2本の試験管がオレンジ色と黄色を示している。黄色の状態はベストだが、オレンジ色は少し亜硝酸値が少し検出されたという結果だ。

オレンジ色になった要因はいくつかあるが、この水槽のケースは、濾過が完全には間に合っていない証拠だ。つまり、水槽水の量に対して、バクテリアが少し足りていなかったからだ。
詳しい使用方法は、弊社が愛用している下記の検査液をご確認いただきたい。

このように、カンタンに検査ができるため対応が容易になる。もしこの時に検査をせずに、亜硝酸が出ていることに気づかず放置していたら、徐々にドクターフィッシュが体調を崩していったことは言うまでもない。

3-3. 見えるゴミを取り除くフィルターの洗浄(物理濾過)

ドクターフィッシュ フィルター

弊社がいうフィルターとは、ウールマットのことだ。

フィルターの役割は、目に見える(物理的な)糞や餌の食べ残し、汚物などを水槽内に循環させないように吸着させ、制御する目的で使用する。フィルターに汚れが溜まっていくと、水槽内の水の流れがスムーズでなくなり、円滑な濾過サイクルの大きな妨げになる。そのため、弊社およびクライアント様では、週2〜3回程度は洗浄するようにしている。

次に、フィルターの洗浄方法と交換時期を解説する。

3-3-1. フィルター洗浄は、洗剤を使わずに水道水で手洗いする

汚れたフィルターを取り出し、バケツに入れ、水道水でキレイになるまでしっかり手洗いする。洗浄時に使用する水道水には、カルキが含まれているが、気にせず手洗いしてしまおう。キレイになったフィルターを再び水槽内に戻す。

3-3-2. フィルターが硬くなってきたら交換時期

新しいフィルターに交換する目安は、徐々に硬さがでてきて、汚物などを吸着しづらくなってきた時が交換時期だ。弊社では、おおよそ4〜6ヶ月を目安に交換している。

チェック!
フィルター(ウールマット)には、付着したバクテリアによる生物濾過の効果もある。しかし弊社では、水槽内に設置している濾材による生物濾過に重点を置いているため、フィルター洗浄を頻繁に行い、物理濾過の役割に徹するようにしている。また、ドクターフィッシュの生体数や飼育の水量、餌の量によって、フィルターの汚れは異なるため、交換時期を早めることも頭に入れておこう。

3-4. 水替えの方法と注意点

3-1〜3-3までの飼育管理の工程を意識しながら、ドクターフィッシュに適した水質を維持するための水替えを行なっていく。実際に、弊社で行なっている方法をご説明する。

3-4-1. 毎日、水槽水の約1/3を水替えする

毎日は大変だ‥と思うかもしれないが、これが最も水質が安定するのだ。

メダカや金魚、熱帯魚の飼育であれば頻繁な水替えは不要だろう。しかし、ドクターフィッシュは人間の手足が出入りするため、皮膚に付着する油分や足裏のゴミなどの浮遊物が水を汚していく。そのため毎日の水替えが必要になる。

その証拠に、7年間以上に渡って、飼育管理を徹底している弊社クライアント様の管理状況をご覧いただきたい。

チェックシートカスタマー

この記録では、約6ヶ月間の管理状況が確認できる。

注目すべき点は、PH値の安定だ。PH7.4〜8.1を維持し、急激な変化がない。それは、上述の3-1〜3-3を徹底して管理している上、毎日の水替えを怠らずに行なっているからに尽きる。

その結果、飼育ミスや水質変化による無駄死にが一切ない。常に、ドクターフィッシュを活性化させ、お客様を満足させるサービス提供を維持することができているのだ。

次に、水替え時の注意点を2つ覚えておこう。

3-4-2. 同じ水温の水を給水することでストレスを与えない

水槽水の水を排水した後、新しい水を給水する時の水温に気をつけなくてはいけない。

例えば、30℃の水槽水であれば、30℃または±3℃の温水を給水する。なぜならば、ドクターフィッシュが急激な水温変化に耐えられず、水温ショックで体調を崩し、最悪死滅してしまうこともあるからだ。

給水する際は、水道水の温度を必ず確認してから行うようにしよう。

3-4-3. 塩素中和剤でカルキ抜きをしてから給水する

ドクターフィッシュ水替え

ドクターフィッシュに限らず魚類は、水中の酸素を取り入れ呼吸する。水道水に含まれる塩素が入った水で魚が呼吸すると、水に含まれる塩素が魚の呼吸器(エラ)に入りこみ、呼吸器の細胞を破壊してしまう。だから水道水の塩素中和は、基本中の基本なのだ。

チェック!
水替えはやり過ぎない方がいい、というアクアリウム界の常識は無視していい。水替えは、適当に行うのではなく、水質を測定・検査してから行うことで、最適な水質環境を整えることが容易になる。

4. ドクターフィッシュに合う餌の選び方と与え方

ドクターフィッシュえさ

ドクターフィッシュの餌は角質だけで大丈夫?

非常に多くいただく質問だが、答えはもちろん「NO!」だ。なぜなら、角質はタンパク質だから十分な栄養を摂取することができない。だからと言って、熱帯魚系の餌であればなんでも与えていいということではない。

弊社では、食用魚に与える餌と同じ栄養分を含むものを使用している。これまで数十種類の餌を試してきたが、圧倒的に食べっぷりがよく活発に泳ぐようになった。

あなたも餌の正しい選び方をするためには『それは違う!ドクターフィッシュの餌は角質だけ?合う餌の選び方4選』を確認しておこう。

それでは早速、ドクターフィッシュの特徴を十分に発揮できる餌の選び方と2つの注意点を解説する。

4-1. フレークではなく、小粒の固形を選ぶ

流通しているドクターフィッシュの大きさは3センチ以上がほとんどだ。そのサイズの魚でも食べられる小粒の固形タイプを選ぶようにしよう。

なぜなら、固形タイプは水に溶けにくい上に、パクっと一口で食べることができるからだ。一方で、フレークタイプは水に溶けやすいため食べ残しが水質悪化の原因になる。体調を落とすことで、余計な掃除の手間がかかるようになってしまう。

補足:フレークタイプを使用する場合は、少しずつ与えるように注意しよう。

ドクターフィッシュ餌の比較表

4-2. 1日1〜2回5分以内で食べ尽くせるように給餌する

餌の分量は非常に難しい。多すぎると食べ残し水質悪化に繋がる。少なすぎると栄養不足になる。どちらにしても、ドクターフィッシュを活性化した状態に持っていくことが難しくなる。

そのため弊社では、給餌は以下のようにしている。

5分間だけ餌を与え、食べ残した分を素早くすくい上げるようにしている。これにより、多すぎて食べ残しがなくなりクリーンな水質を維持でき、さらに少なすぎることもないためドクターフィッシュの体調を良い状態に保つことができるのだ。

ポイント!
餌を与えた後に、ドクターフィッシュで楽しもうとしても思うように寄り付いてくれないことがある。できれば、触れ合いが終わってから給餌するようにしよう。

5. いつもと動きが違う!そんな時は「塩浴」で体力回復

これまでの飼育工程1〜4を行なっていても、ドクターフィッシュがいつも元気で、刺激も最高!というわけでも無い。生き物だから当然、体調を崩し病気になることもある。

そんな時は、対処法として塩浴を行う。

塩浴とは、飼育水に塩を混ぜて0.5%程度の濃度の塩水にして治療する方法だ。 これによって、浸透圧を調整して生体にかかる負担を減らし、体力を回復させることが主な目的だ。

弊社では、具体的にドクターフィッシュが以下のような状態の時に塩浴する。

  • 水槽に体験者が入りすぎて、いつもより元気がない
  • 新しい水槽環境にドクターフィッシュを放すとき
  • いつもと動きが違う、と感じたとき

では、次にどのような効果があるかを確認しよう。

5-1. 塩浴が効果的な2つの理由

体調を崩し弱っているドクターフィッシュに対して、塩浴が効果的な理由を2つご説明する。

5-1-1. 塩分と水の浸透圧の関係

淡水魚の体内には、一般的に塩分濃度が約0.9%含まれいる。一方で、水槽水には塩分は含まれていない。すると、体の内側と外側に浸透圧の差が生まれる。体内の方が水槽水より塩分濃度が高いため、浸透圧により常に水が体内に入り続けてしまう。体内に水が入り続けると、細胞が破裂するため余計な水分を尿としてどんどん排出し、腎臓などに負担が掛かる。

そこで、ストレスや病気などの理由で体調を崩している場合に、0.3〜0.5%の塩分を水槽水に混ぜ合わせることで、体の外側の浸透圧を内側の浸透圧に合わせていくことが塩浴の目的だ。

5-1-2. 殺菌作用

塩の主成分、塩化ナトリウムには、塩分に弱い寄生虫や細菌、病原菌の殺菌効果が期待できる。

その理由は、細菌や原生動物の体内塩分濃度は0.35%程度と言われているため、0.5%程度の塩分環境下では死滅することが多く、生体の感染リスクが減少するからだ。

つまり、5-1-1.で上述した関係から、病原菌や寄生虫の細胞の浸透圧は、ドクターフィッシュの浸透圧よりも低い。ドクターフィッシュに快適な塩分濃度は、病原菌にとって高すぎる塩分濃度になる。そのため、病原菌・寄生虫の細胞内から水分を奪い、これらを死滅させることができるのだ。

5-2. 塩の量を求める計算式

塩浴に必要な量を計算する方法は、

塩の量(g)=
水槽の縦(cm)×水槽の横(cm)×水面までの高さ(cm)×塩分濃度(0.3〜0.5%)

例えば、60×60×30cm水槽を使用、水面25cm、濃度0.3%の必要な塩の量は
60×60×25×0.3%=270g 270gの塩を使用する。

チェック!
弊社およびクライアント様では、ドクターフィッシュが体調を崩した時以外にも、週1回、定期的に塩浴を行うようにしている。それは、病気の治療目的ではなく、予防目的のためだ。

6. まとめ

いかがだっただろうか?

ドクターフィッシュを体験する人に対して、100%以上の感動と満足を提供するために水槽を管理する飼育方法をご紹介してきた。飼育方法に細部まで徹底的にこだわっているからこそ、ドクターフィッシュのパフォーマンスが最大化するのだ。

最後に、飼育目的を明確にするために要点をまとめておく。

・チェックシートを作成し
・ドクターフィッシュが活性化する水温30〜32℃に設定し
・良い水質環境を維持するために、PH測定・アンモニアと亜硝酸検査・フィルター洗浄を行い
・ドクターフィッシュに合う餌を選び、適切な量を与える
・体調を崩しているときは塩浴をする

あなたも、このページに書いてある通りに実践していただければ、目の覚めるような刺激があるドクターフィッシュを飼育することができるようになる。

そして、愛情たっぷりに育てたドクターフィッシュで、あなたの大切な人達を思いっきり楽しませていただきたい。

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